一般会計、販売等の業務の流れを簡単な事例を用いて示した後、重要な箇所を掘り下げて解説し、システム化する際に注意すべきポイントを「落とし穴」として紹介しています。 具体的な例を挙げると、販売業務では手形管理を取り上げ、落とし穴として手形という現物管理が伴うことを挙げています。「SE向け」と称する会計本の中には簿記の教科書を要約したようなものも多いですが、この本は会計知識の習得よりも業務の流れを理解することに重点を置いている点、システム化の際に注意すべきポイントを具体的に紹介している点で実践的です。 著者はアーサーアンダーセンでERPの導入に携わった経歴を持っており、それゆえ紹介される落とし穴はERP導入を念頭においた書き方をされているものが多いですが、ERP以外のパッケージや自社開発システムに携わっている方にも有益な内容だと思います。 但し、会計について全くの初心者の方にはやや難しいかもしれません。 また、紹介された落とし穴への具体的な対処事例までは言及していませんので、経験豊富な方には既知の内容かもしれません。 |