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ソフトウェア開発 で伸びる人、伸びない人 (技評SE新書002) |
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新井玲子著『ソフトウエア開発で伸びる人、伸びない人』(技評SE新書、平成18年3月5日)
第一部 ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人
第二部 ソフトウェア開発で幸せになれる人、なれない人
この本、「最新の技術よりも、大切なことがある」と表紙の帯コピーが表現しているように、ソフトウェア開発についてのノウハウが書かれている訳ではなく、SEとしの基本的な行動スタイルを2つの角度から書いているものです。
文章自体、平易なので軽く読めるので、スゥ?と読み終わるとい感じですね。でも、所々に出てくるポイントやキーワードは、基本的なビジネス共通なものですから、たまにページをめくって見て新鮮な気持ちになるのはどうでしょうか。
それと、「あとがき」にこんな文章が引用されて紹介されています。この本の根本思想というか、やっぱりこれもSEにとどまらず、ビジネス共通に通じるものとして紹介しているものと思います。
「まじめに努力して行くだけだ。これからは、単純に、正直に行動しよう。知らない事は、知らないと言おう。出来ない事は、出来ないと言おう。思わせ振りを捨てたならば、人生は、意外にも平坦なところらしい。磐の上に、小さい家を築こう。」(太宰 治の『正義と微笑』より)
これは、太宰治の『正義と微笑』「僕は、きょうから日記をつける。このごろの自分の一日一日が、なんだか、とても重大なもののような気がして来たからである。・・・・」で始まる日記形式の文章であり、最後の「十二月二十九日。金曜日。」のところを引用している。 |
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単純に面白かったです。1部2部構成で「ソフトウェア開発で伸びる人、
伸びない人」、「ソフトウェア開発で幸せになれる人、なれない人」を
テーマに伸びる・幸せになるポイントが簡潔、平易な文章で記述されて
います。各章ずつ身近なエピソードを交え、時にうんうんうなずけたり、
時に耳(目?)に痛かったりで、ページをめくるスピードが落ちません。
スキル取得の伸び悩み、この業界(システム開発)で続ける自信がない
という方、一度チェックされてみてはいかがでしょうか?何が誤って
いたのか、自分の観点がどう違っていたのか、何が自分に不足してた
のか等など、この本は教えてくれます。軽い気持ちでどうぞ。
それにしてもIT関連の読み物で新書という形式は珍しいですよね。
新書は単行本よりも軽く、文庫本よりも薄く、文字も大きく、1行(列?)
単位の文字情報多く…といったメリットがあると思います。IT関連の
読み物は横書きが多いので、これからも縦書きの本がたくさん出たら
いいなと思います。 |
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この本を読んで感じたこと。
ソフトウェア開発者の淘汰が始まり、
一部の優秀な技術者と単純作業者に分かれていくんだなぁと。
実際、私のプロジェクトは既にそうなっています。
柔軟性・拡張性・保守性・機動性のバランスを見極め、
シンプルでわかり易いデザインができる技術者・・・そうそういませんって。
レビュは重要ですが、わからないんじゃ意味がない。だから極一部でまわしてます。
この業界を、ヘンな精神論でややこしくしてきた人たち、
あまり人に期待するのはよしましょう。人は変われますが、それは
あくまでも自分で変わろうとしている人だけです。
「伸びる素養があり、楽しめる人」だけが生き残る可能性があり、
極一部の優秀なIT技術者の地位が見直されるのでしょう。
"わかりにく"くてすいません。。 |
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思うように伸びない人は自意識過剰で、他人との比較によって自分の存在価値を求めようとする人。年功序列に信頼を置いている。伸びる人はその逆で、自分自身のことが好きで素直で真面目な人。そいう人は他人との比較で存在価値を見出す必要もないし、成果主義でもコツコツと自分を磨くことができる人。
要はプライドを過剰に評価したり過小評価したりせずに、ありのままの自分を受け入れることができる人が伸びる人。
といったことが書いてあります。目からウロコが落ちました。
また、ソフトウェアのある一部分だけにこだわりすぎる人、目的意識の乏しい人はスキルに伸び悩み、その逆の人は確実に伸びていくそうです。
言われてみれば確かにそうですよね。。。
単にソフトウェア開発だけに限らず、自分の人生の指針を考えさせてくれる本です。学歴高いんだけどプライドが高すぎて、仕事が伸び悩んでいるよなぁー。。。と悩む人には必携の書。 |
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ソフトウェア業界で生きていく事に思い悩んだ時に、たまたま本書に出会いましたが、
少し救われたように思います。
ソフトウェア技術者は「サラリーマンではない」ということに共感を覚えました。
「楽しい仕事」とは会社から与えられるものではなく、自分で「仕事を楽しくする」
ものであることがわかりました。
ソフトウェア業界は華々しいように思われがちですが、中はかなりハードな職業です。
それでもこの業界で生きていこうと考えている方、または迷っている方は、本書を
読んでみてはと思います。 |