Microsoftがサーバ部門に本格参入した最初のソフトウェア、 WindowsNTの開発物語です。Windows2000の1つ前のバージョンです。あれだけ大規模なプログラムを全くのゼロから書き上げていくのは、 全く想像も出来ないほどの労力であったと思います。 DEC(今のCompaqに買収された企業)からMicrosoftに引き抜かれて やってきたある一人の気性の激しい天才プログラマが、 遅々として進まないサブグループや大量のバグなど幾多のトラブルを乗り越え いかにかの巨大オペレーティングシステムを築き上げたかを、 非常にリアルに紹介しています。 原著"SHOWSTOPPER!"の著者が非常に良い文章を書いたのを、 翻訳者がその雰囲気をほとんど損ねることなく訳してくださったので、 原著の良さそのままにこの面白いストーリーを堪能することが出来るでしょう。 基本的には登場する人間自身に焦点を当てたドキュメンタリーなので、 コンピュータを全く知らない人にも十分お勧めできます。 金のためでも名誉のためでの無くただ完成を目指して働く人たちの有様は、 今の日本人がすでに忘れてしまった何かを思い起こさせてくれるかもしれません。 機会があれば是非ご一読をどうぞ。 |