Accessの関数辞典は数あれど、「関数の読み方が載っている」ものはあまり見かけません。 また、目次が秀逸で、「章立ての目次」「機能による逆引き」「使用方法からの逆引き」と三段階のアクセス方法が用意されているなど、使い勝手のよい本づくりにも好感が持てます。 辞典としての内容も素晴らしく、図や表を交えて機能の解説をしているだけでもわかりやすいですが、解説のあとには画面写真と操作手順が詳細に記された事例を掲載してあり、より理解を深めることができます。ここにも超図解シリーズで蓄積されたノウハウが活かされていると感心しました。 フルカラーで綺麗にレイアウトされている点も、読みやすさのポイントです。はっきり言ってしまえば、「関数の機能」の解説はどの辞典もほぼ同じなので、レイアウトや色使い、文章の好き嫌いなどで選べばいいわけです。しかしこの本は、上記のように優れている点が多く、7冊ほど読んだAccessの関数辞典の中では一番親切でわかりやすかったです(秀和システム、毎日コミュニケーションズ、九天社ほか)。 難点を言えば、「この関数はどこで使えるか」がわかりにくい点でしょう。具体的に「クエリ/フォームで使用できる」などと書かれていた方が、より親切でわかりやすいと思います。 --- 扱っている事例は120しかありませんが、単独の関数では実現できない処理をしたいときには、「Access組み合わせ関数辞典」が参考になるでしょう。 |