筆者は、ITバブルが崩壊し、企業の情報システムへの投資が控えられるようになり、 これからはSEの大リストラ時代がやってくると警告する。 そのような時代では、少数精鋭の「勝ち組」SEだけが生き残り、 多くの「負け組」SEは保守業務に回されるか、クビになるという。本書では、「勝ち組」SEを次のような価値を持つSEと定義している。 (1)本源的価値(SEとしてのアイデンティティ、資質) (2)能力的価値(技術、知識、企画力、折衝力、管理力、創造力、などさまざまな能力) (3)付加価値(人間的魅力、勘、など持って生まれた能力) また、筆者は、SEとして技術に詳しいことは当然であるとし、 技術偏重主義をことごとく否定し、ヒューマンスキルこそこれからのSEが 身に付けておくべき能力と主張している?!??!! さらに、裏方である保守業務にまわっても、 常に学ぶ姿勢とプロを目指す気概を忘れないようにアドバイスしている。 これからはSEもゼネラリストになれ、と最後に主張する。 全体的に、技術ではなくヒューマンスキルが最も重要であると、 最近ではよく言われていることを繰り返し述べている感じがする。 やや強引なロジックもあるが、
これからのSEのあるべき姿勢を確認する上では、読む価値があるだろう。 |