Access(ADP & VBA)とMSDEで作るクライアントサーバーシステム(c/s)

 
実践テクニック、Accessで作るクラサバシステム



2003/04/15配信
 

第2コース  第3回 「VBAについて」




 

■ VBAについて(2回目)

 今回は、データについて説明します。

 1.変数の宣言

   変数名とデータ型を示すことを宣言といいます。
   Dimステートメントを使います。

   Dim 変数名 As データ型   

  (例)
   Dim abc As integer

 2.変数名の制限
   
   2−1.255文字以内   
   2−2.区切りは使えない( . , / : )
       アンダースコスア "_" は使えます。
  2−3.スペースは使えません
   2−4.数字、アンダースコアで始めることはできない
   2−5.VBAのキーワードと同じ名称は使えない
        例えば、and、doなど
   
 3.データ型
   
   型名    サイズ  呼び方    値の範囲
     
   Byte    1バイト  バイト型    0〜255

   Boolean  2バイト  ブール型   真(True)または偽(False)

   integer   2バイト  整数型    -32,768〜32,767

   long    4バイト  長整数型   -2,147,483,648〜2,147,483,647

   single    4バイト  単精度浮動  -3.402823E38〜-1.401298E-45
                                                      (負の値)
                 小数点数型  1.401298E-45〜3.402823E38
                                                      (正の値)

   Double  8バイト  倍精度浮動 -1.79769313486231E308〜
                   小数点数型  -4.94065645841247E-324
                                                     (負の値)
                             4.9406564584124E-324〜
                            1.79769313486232E308(正の値)

   Currency 8バイト 通貨型    -922,337,203,685,477.5808〜
                             922,337,203,685,477.5807

   Data    8バイト 日付型    西暦100年1月1日〜
                                                    西暦9999年12月31日

   String   可変長 文字列型   10バイト   0〜2GB
           固定長                     1〜2GB

   Varient  数値  バリアント型 16バイト 
                                                   倍精度浮動小数点型の範囲
          文字列   22バイト  可変長の文字列型の範囲
          文字列の長さ            それぞれの要素の範囲は
                                                   そのデータ型の範囲

   Decimal 14バイト 10進型    小数部分を持たない数値
                  -79,228,162,514,264,337,593,543,950,335〜
                   79,228,162,514,264,337,593,543,950,335
                   小数点以下28桁の数値
                   -7.9228162514264337593543950335〜
                   7.9228162514264337593543950335

  Object 8バイト オブジェクト型  オブジェクトを参照するデータ型


  *Eは指数といいます、その前に記述した値(実数)を10の何乗倍
       するかを示します。
3.402823E38は3.402823Χ10の38乗=       34,028,230,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000になります。

   ・日付や時刻は日付型を使います。
   ・文字列は文字列型を使います。     
   ・桁数が少ないコードは、バイト型や整数型を使います。
   ・小数点が必要ない数値には、長整数型を使います。
   ・単価や金額は、通貨型を使用します。
   ・整数型は小数部分が切り捨てられて整数だけが保存されます。
   ・計算結果が小数になる可能性があれば、
        単精度浮動小数点数型か倍精度浮動小数点数型を使用します。
   ・文字、数字両方を使えるのは、バリアント型です。
    しかし、マイナス部分もあります、記憶領域を多く使い処理速度も
    遅くなるのです。
   ・Asを使用しないとバリアント型になります。

   従って、Asは省略しないようにしましょう。
     
 4.変数の宣言

   ソースコードを記述する場合、変数名の綴り間違い
      (スペリングミス)をします。

  これを防ぐために、コードウィンドウの先頭行に、Option Explicit を
   入力します。
   Option Explicitステートメントは記述されたモジュール全体を通して
   明示的に宣言されていない変数を使った場合、エラーメッセージで
      知らせてくれます。
     
   VBAのメニューの 「ツール」 → 「オプション」 → を選択し、
  「編集」タグのコードの設定内の「変数の宣言を強制する」に
      チェック(レ)を入れます。

   そうすると、すべてのモジュールにOption Explicitステートメントが
       自動的に記述してくれます。

 5.ローカル変数
     
   プロシジャ内で宣言された変数は、そのプロシジャ内のみで
       有効になります。
   プロシジャの外部からは参照できません。
   ローカル変数を洗顔するには、Dimキーワード、Staticキーワードを
      使います。
   Dimはそのプロシジャの実行終了で無効になります。
   Staticはそのプロシジャの実行終了しても値を保持します。

 6.プライベート変数

   モジュールの宣言でPrivateキーワード、Dimキーワードで宣言する
       変数はプライベート変数と呼ばれ、そのモジュール内のみで有効
      です。
   モジュール内のすべてのプロシジャで利用可能です。

 7.パブリック変数

  モジュールの宣言でPublicキーワードで宣言する変数はパブリック
     変数またはグローバル変数と呼ばれます。
   データベース内で有効となります。
   宣言したモジュール内のすべてのプロシジャで利用できます。
   また、データベース内のほかのモジュールからも利用可能です。

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  編集・構成:高橋浩
  提供・発行:ティウェア

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